【花まつり】灌仏会(かんぶつえ)・・・・お釈迦様の誕生日

 

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お釈迦さまの誕生を祝う日で「花まつり」灌仏会(かんぶつえ)と呼ばれ、宗派や地域を 

問わず昔はあちこちの寺院で見られましたが・・・日本では4月8日とされ、 

西暦600年ごろから行われていた伝承があります。 

 

お釈迦様が、約2500年前(日本は弥生時代)旧暦の4月8日に誕生されたという伝承に

基づいて日本では、降誕会・灌仏会・仏生会・花祭りを行って誕生をお祝いします。

▷お釈迦様の誕生物語
インドのシャカ族と言う小さな部族の王子として誕生。父:スッドダナ(浄飯王)

母:マーヤー(摩耶夫人)母の摩耶夫人は、兜率天から舞い降りきた白象が自身の右脇に

入った夢をみて妊娠。摩耶夫人が実家のコーリヤ国へ出産のため帰る途中、ルンビニの

花園で一休みして沙羅樹の枝に手をかけて時に、右脇からお釈迦さまが誕生されました。

お釈迦様は生まれてすぐ7歩歩まれ、右手で天を左手で地を指して「天上天下 唯我独尊」と言われた。

この時、天の龍王がお釈迦様に祝福の甘露の雨を浴びせて産湯びした。
 これらの伝承から、降誕会・灌仏会・仏生会・花祭りの際には、たくさんのお花で

飾った花御堂の中に誕生仏をお祀りして甘茶を注いでお釈迦様の誕生をお祝いします。

「天上天下 唯我独尊」本当の意味とは?


自分が一番偉いと言う意味で使われることが多いですが、本来は「私達の命は、みなかけ

がえなく、あるがままに尊い」と言う意味です。4月8日は、お釈迦様の誕生を祝うと

共に、数多のかけがえのない命の繋がりがりの中で、生かされてていることを自覚する

一日にしてみてください。