第63回伊勢神宮遷宮の準備が木曽の王滝ではじまりました・・・2033年遷宮祭

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伊勢神宮に木曽ヒノキが使われています。

三重県伊勢神宮の外宮・内宮の式年遷宮・・・8年後の日程が決まり

三重県の伊勢神宮で令和15年に予定されている次の「式年遷宮」に向けて、

御神体を納める器の材料となる木曽ヒノキを伝統の技法で切り出すための練習会が14日、王滝村で開かれました。

式年遷宮は1300年前から20年に一度行われていますが、伝統行事が

途切れることなく技術を後世に伝えるために20年毎に行われています。

前回第62回の遷宮は2013年に行われました。

私も61回・62回の遷宮に参拝したことが思い出されます。

次の「式年遷宮」は2033年に予定されていて、ことし6月上旬には、上松町に

ある国有林で御神体を納める「御樋代」と呼ばれる器の材料にするため木曽ヒノ

キを切り出す「御杣始祭」や切り出したヒノキを曳いて町を練り歩く「御神木祭」

が執り行われます。
これを前に14日、王滝村の国有林で木曽ヒノキを切り出す伝統的な技法を確認

する練習会が開かれこのうち長野県の「木曽三ツ紐伐り保存会」のメンバーたち

は、樹齢およそ300年の木曽ヒノキの中心部に向けて、3方向からおのを入れ

る「三ツ紐伐り」の技法で丹念におのを打ち込み1時間あまりで切り倒しました。
このあと木材の両端をおので削って16面の菊のご紋の形に整える「頭巾巻き」

を実践し、若手のメンバーが刃を入れる角度や力加減を教わりながら技術の向上

に取り組んでいました。