人間のハラスメントは成長を促すための行為・・ペットには当てはまらないけど

ペットハラスメント(ペットハラ)とは、飼い主がペットへの配慮を欠き、周囲の人間に
迷惑をかけたり不快感を与えたりする行為(散歩マナー違反、鳴き声放置など)と、
飼い主が良かれと思ってペットに行うストレスを与える行為(過度なスキンシップ、
無理なトレーニングなど)の総称で、近隣トラブルやペット自身のストレス・問題行動
飼い主から周囲へのペットハラ(迷惑行為)
- 散歩中のマナー違反: リードなし散歩、糞尿の不始末、排泄物放置。
- 鳴き声・匂い・衛生問題の放置: アレルギー保有者への配慮不足。
- ペットを介した強要: 犬が苦手な人への接触強要、無理解な発言。
飼い主からペットへのペットハラ(ストレス・虐待)
- 過度なスキンシップ: 寝ている時や食事中の触りすぎ、無理なキス。
- 無理なトレーニング: 苦手なお手入れを一気に済ませる、長時間拘束する。
- 不適切な環境: ストレスによる脱毛、過度なグルーミング(猫の場合)など。
- 心理的虐待: 飼い主の無自覚な言動(「太っているね」など、ペットの健康を
気遣う体で飼い主を責めるような発言)。
対処法と注意点
- 周囲への配慮: 自分のペットが嫌いな人もいると理解し、マナーを守る。
- ペットの気持ちを考える: 飼い主の愛情表現が必ずしもペットの喜びとは限らない。
- ストレスサインを見逃さない: 無気力、食欲不振、異常行動(自傷行為など)は
ストレスのサイン。
- 無理なことは小分けに: 苦手なことは短時間で区切って行う。
ペットハラは、動物愛護法違反になる可能性もあるため、飼い主としての責任が問われます。
周囲への配慮とペットへの愛情表現のバランスが重要です。
他人に対して自身の犬を受け入れさせることを無自覚に強要したり、迷惑をかけてしまう
ペットハラスメント。それは犬好きな人が犬嫌いな人をつくってしまう大きな要因にも
なってしまいます。ペットハラスメントをしてしまわないためには、まず普段の自分の行動
を振り返り「小さい犬だから怖がられることはない」「犬だから多少吠えるくらい仕方ない」
「おとなしい犬だから迷惑はかけない」などと言った犬好きからの目線で決めつけてしま
っていないかということを一度考え直してみるといいでしょう。愛犬とその飼い主を取り
巻く社会が犬により優しく寛容に変化していってもらうためには、まず私たち飼い主が犬
の地位を下げてしまうようなペットハラスメントを行ってしまわないように心掛けること
が大切なのだと思います。
