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一休の名前は、旅行サイトなど色々な業種で使っていますが・・・臨済宗大徳寺派の僧侶の名前

南北朝の内乱が終わって間もない1394年正月元日。南朝の一族を母に京の民家で一人の

男児が誕生した。その男児は時の帝(みかど)である後小松天皇の皇胤(こういん)で、

千菊丸(せんぎくまる)と名付けられた。後の一休である。南北朝統一を成し遂げた

足利義満は北朝を重視していた。南朝系の女性が母である一休は、政治的に利用される

ことを懸念され、わずか6歳で母の下から引き離された。そして禅寺である安国寺(あんこくじ)

で小坊主となり、世俗を離れた生活を送ることになる。

 

一休宗純(1394~1481)は、臨済宗大徳寺派の禅僧である。一休さんと言った方が、

通りがよいだろうか。「屏風(びょうぶ)の虎」「このはしわたるべからず」などの頓知話

で知られ、日本においておそらく最も有名な僧侶の一人であろう。さまざまな難問を頓知

で乗り切る一休の活躍は、江戸時代から「一休はなし」として流布し、親しまれてきた。

当時としたらご長寿で88歳の生涯を送った僧侶でした。

1975年10月から82年6月まで放映された東映動画(現・東映アニメーション)制作の

テレビアニメ「一休さん」を見て育った者が多い。全296話が放映されたが、お寺で

小僧修行をしている一休さんが頓知をひねり出す時に指で頭をなでて座禅を組む仕草、

ぽくぽくという木魚を叩くような効果音、ひらめいた時のチーンという仏具の鈴(りん)

のような効果音などアニメ独自の演出が見られた。頓知を駆使して将軍でさえも圧倒し、

縦横無尽の大活躍をする一方で、別れた母上を恋しがる小坊主一休さんの姿は印象的であった。

 

大徳寺というと千利休のゆかりの寺でもあります。