魚のように寝ることなく修行したり働けという・・・木魚を叩くこと
外から真っ赤な色が窓に映ってきました。庭に出てみると朝焼けが・・・
秋の朝焼けは雨
秋の朝焼けは雨と言われています。朝焼けが雨と言われているのは、東の空が晴れていて
朝焼けが見えるので、今後、西から天気が変わる可能性があり、また、朝焼けが鮮やかに
見える条件に空気中の水蒸気が多い事があるためです。
昨日の月例総・追悼法要は、当社で初めてお願いした浄土宗寺院のご住職でした。
リンの音色とリズミカルに木魚を叩いての読経・・・さて、この木魚は・・・
江戸時代初期に来日した隠元禅師(いんげんぜんし・・明末清初の禅宗の仏教僧。江戸時代
初期に来日し、日本黄檗宗の祖となった、黄檗宗萬福寺開祖)が伝えた「魚梆」が、木魚の
原型だと言われております。
魚の形をしているのは、魚は目を閉じて寝ないことから、「魚のように寝る間を惜しんで、日夜修行に励むように」
という修行僧への戒めとして、この形になったと言われております。
木魚を叩く理由
木魚には、僧侶がお経を唱えながらリズムに合わせて叩くものや、眠気覚ましに使われる
という一面もあります。
人間の生理的な面に影響を与えるとともに、木魚を叩くことは宗教的効果としての側面も
あります。
木魚の形状を見ると、中身が見えるほど開けた口のような穴があります。
木魚を上から叩くことで人間の迷いである煩悩を、口から吐き出させるというもうひとつ
の理由もあります。
すべてのお寺の仏壇に木魚があるとイメージされている方もいらっしゃると思います。
しかし木魚を使う宗派と使わない宗派があります。
ひとくちに仏教といっても実にさまざまな宗派があります。
そのうち木魚を使う宗派「真言宗」「浄土宗」「禅宗(黄檗宗・曹洞宗・臨済宗)」
天台宗」の宗派の方です。
浄土真宗(東・西)や真言宗派・日蓮宗のお寺にもありませんので使う事はありません。