我が子を信頼する事は大切です。でも油断は禁物です。

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油断は禁物!愛犬を守るために注意したいこと

犬同士・・・いつも危険はあるものと気を付けたいです。

先月も犬を多頭飼いされているご家族様でしたが、毎日一緒に暮らしていた仲間が

連れてこられた子を噛み殺してしまったという現実がありました。

大きな子がリ-ドを切って散歩中の小型犬を噛み殺してしまった事もありました。

お互いに犬を飼うという事を安易に考えない事が大切かと思います。

 

 

「うちの子は大丈夫です!」と、言い切ることができますか?他人から指摘を受けたときは

つい言ってしまうセリフかもしれません。しかし、他人から指摘を受けることがあるということは、

自分では気づくことができない、ちょっとした油断があるということです。

そのちょっとした油断が愛犬を危険に晒してしまっているかもしれません。今までは、何となく危険を

回避することができていただけです。いつか、おそろしい災難が愛犬に降りかかるかもしれません。

そうなってしまわないために、油断しがちなこと、その注意点について一緒に考える機会にしましょう。

1.犬と子供の油断してはいけない瞬間

 

犬が赤ちゃんや幼い子供を死亡させてしまう事故

犬が赤ちゃんや幼い子供にかみつき、死亡させてしまう事故が起きています。その犬は、決して、

狂暴な犬種ではありません。闘犬でもありません。飼い主さんや家族と穏やかに暮らす犬です。

なぜ、赤ちゃんや幼い子供にかみついてしまったのか。それは、その犬にしかわかりません。

しかし、考えられることはたくさんあります。赤ちゃんや幼い子供に対して、大人である飼い主さん

や家族と同じ“人間である”と、認識することができなかった可能性があります。

犬には、動くものを追いかけ、捕らえたくなる本能があります。赤ちゃんや幼い子供を何か小動物や

獲物のように捉えてしまったのかもしれません。飼い主さんや家族にじゃれるように甘噛みをした

つもりが、その相手(赤ちゃんや幼い子供)にとって、噛む力が致命傷になるような強さだった、

ということも考えられます。

赤ちゃんや幼い子供が犬を傷つけてしまう事故

一方で、赤ちゃんや幼い子供が加害者になってしまうという事故も起きています。

犬と幼い子供が一緒にソファーに座って遊んでいたところ、子供が犬を突き落としてしまった、

という事故。

犬は両手を骨折し、手術を受けたそうです。赤ちゃんが犬に尻尾を握りしめ、つかまり立ちをする

姿を見たことはありませんか?両親は思わず“可愛い♡!”と、写真や動画を撮るかもしれません。

しかし、赤ちゃんは力加減を知りません。

そのため、犬が尻尾を骨折してしまった、という事故が起きています。尻尾の筋肉や靭帯が強い力

が引っ張られたとき、剥離骨折をすることがあります。尻尾が強い力で握りしめられたとき、圧迫骨折

をすることがあります。

2.お散歩中の他の犬との油断してはいけない瞬間

 

ノーリードでお散歩を楽しむ高齢者と小型犬

「ノーリードでお散歩をしていた犬が飛びかかってきた」という経験が何度もあります。

全て同じ飼い主さんなのですが…。朝5時前の早い時間でした。ほとんど人も犬も出歩いていない

時間であるため、ノーリードでお散歩をしても大丈夫、なんて安易な考えだったのでしょう。

こちらは中型犬、相手は小型犬。ほんの一瞬の出来事でしたので、咄嗟に中型犬の愛犬を抱き上げ

、相手の小型犬が私の足元に飛びかかるだけで済みました。こちらが噛みつけば、相手に致命傷を

負わせていたかもしれません。

お散歩中は油断しがち!

あなたや愛犬が安全に万全な体勢でお散歩をしていたとしても、決して油断しないでください。

お散歩中は、周りの様子をよく確認し、警戒し、愛犬の様子をよく確認しながら歩いてください。

聴覚や嗅覚に優れている犬ですから、愛犬の方が先に危険を察知していることがあります。

愛犬の様子をよく確認しながら歩いていれば、飼い主さんでも気づくことができます。

油断していませんか?

音楽を聴きながら、携帯電話の画面を見ながら、油断してお散歩をしている飼い主さんを見ると、

居たたまれない気持ちになります。数メートルはあるかと思えるリードを全開に伸ばしてお散歩を

している飼い主さんもいます。犬が近寄ってくることがあります。音楽を聴いていては、携帯電話の

画面を見ていては、気づけないでしょう。

 

 

絶対に油断してはいけない瞬間について、

✔犬と子供の油断してはいけない瞬間
✔お散歩中の他の犬との油断してはいけない瞬間

この2つを取り上げてみました。

実際に起きた事故や経験をもとにご紹介しましたが、あなたにも同じ経験はありませんか?

これから経験する可能性は、全くないとは言い切れません。ちょっとした油断が引き起こしてしまうからです。