座禅を修行として用いる曹洞宗

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須坂市の臥竜公園の桜も満開を迎えているようです。(写真読者提供)

 

二つの大本山(永平寺派・總持寺派)を持つ禅宗の曹洞宗です。

 

禅宗とは、臨済宗・曹洞宗・黄檗宗に代表される座禅を用いた修行を行う仏教の宗派です

道元(承陽大師)が中国の宋に5年間留学し禅宗5家の一つを独自解釈により日本で

伝えた。宗派として体制を整えたのは第四世瑩山紹瑾(けいざん じょうきん)常済大師>。

一般には瑩山禅師と呼ばれ、教団内では日本曹洞宗開祖で祖の道元

高祖大師、瑩山を太祖大師とする

鎌倉時代曹洞宗は地方武家、豪族、下級武士、一般民衆に広まった。第四祖瑩山の時代に男女平等・女人救済の

思想を教義としたため武家の女性が曹洞宗の信者となった

日本伝統宗派最多の寺院数を持つ曹洞宗の隆盛は、瑩山とその門下によるものであり、全寺院の8割は

元は總持寺系と言われる。このため、第4世でありながら、釈迦、道元と共に一仏両祖として尊崇されている。

寛元2年(1244年)に、道元が越前波多野義重の要請で開く。

 

系列の教育機関としての最高学府である大学も、永平寺系の駒澤大学と東北福祉大学、總持寺派の愛知学院大学と鶴見大学など

に二分されており、学校法人の理事長や学長の選任に際しては実質的にそれぞれの派が指名権を持つ。

全国の曹洞宗寺院は「宗教法人曹洞宗」により包括されており、その本部事務所を「曹洞宗宗務庁」(東京都港区東京グランドホテル)

におき、曹洞宗に所属する約15,000ヵ所寺は、永平寺派の「有道会」と總持寺派の「總和会」に所属が二分されている。