宗教についてNO2 真言宗
真言宗とは大日如来を本尊とする仏教の宗派です。
平安時代に弘法大師空海が開いた宗派で、大本山は和歌山県高野山になります。
この身のままで仏になるという即身成仏を説いています。
南無大師遍照金剛(なむだいしへんじょうこんごう)は、真言宗の開祖にあたります。また、弘法大師空海には、‘弘法大師空海に帰依する’という意味があります。遍照金剛という名前は空海が、唐へ行き、真言宗密教の修行を勤しんでいるときにつけられた、‘灌頂(かんじょう)名’です。また、南無大師遍照金剛には別名があります。それは、大日如来(だいにちにょらい)です
※別表
真言宗には十三(古義真言宗系)の本山と新義真言宗系に三総本山、真言律宗に二つの本山がありこれを十八本山とされています。さらにそこから分派して
十九の古義真言宗系、七の新義真言宗系、四の中山身語正宗系と三十の本山が
あります。
昭和の初めに一旦は高野山金剛峰寺に集約されましたが再び分派して
現在に至っています。現在は高野山真言宗総本山(金剛峰寺)、真言宗智山派総本山(京都の智積院)、真言宗豊山派総本山(奈良の長谷寺)が全国の寺院数でも多い宗派です。
真言宗の関係する言葉で良く聞いた事のある、
四国霊場八十八個所めぐり・お遍路さんや学校名では智辯学園、清風高校、
洛南高校、大正大学など良く耳にするかと思います。
関東地区では成田山新勝寺・高尾山薬王院・川崎大使(真言宗智山派)、護国寺(真言宗豊山派)など良く聞くことがあると思います。