僕はいつまでもお母さんを見守っているよと旅たち・・・・アプリシエイション
青い穂を真っすぐにしている麦畑から見た、今日の黒姫山は麓まですっかり雲に
覆われていました。
上水内郡信濃町柏原にお邪魔しました。
到着するとお母さまお一人でお待ちになっていました。ご挨拶をすると死んじゃってと
目を赤くされています。とりあえず火葬炉を開けて準備をさせていただきました。
お部屋に上がり布団に寝ているワンちゃんを抱かせていただき出棺をさせていただき、
炉の後ろに置いたテーブルに布団に乗せたまま一旦安置し今度はお母さまの手をとって
火葬炉まで・・・ミニチュアダックスフンド茶の男の子「サスケちゃん」3歳で迎え
て十数年一緒に暮らして来た子でした。
昨日、廊下に出た子がちっとも戻らないので廊下に出ると・・・ごろんと横になっていたと・・・
今朝、ケアマネジャーさんや日々の面倒を見て下さっている向かい側の奥様とどうしたら
と相談されていたようです。昨年11月に斜向かいのマロちゃんを火葬に行っていたので
火葬車が来てくれるからと連絡を頂戴しました。
87才のお母さまとの老々介護でした。火葬炉に寝かされた子一緒に駆けつけてくれた
ケアマネージャーさん、お向かいの奥様が参列されての見送りになりました。
サスケちゃんもきっとお母さま一人になってしまう事を心配していたことでしょう。
玄関でお骨上げをできる用意をすると、お母さまが両手でご遺骨を納めながら・・・
サスケちゃんがこんなになっちゃってと再び泪を浮かべられました。
サスケちゃんはちょっと旅に出ただけですよ。いつまでもお母さんと一緒に居るから・・
そして、また逢えるから・・・(自然死・ご紹介)
仕事でお邪魔していると今回のようにご高齢でお一人住まいのご家族様がパートナ-との
お別れとなる場面がよくございます。
今回のように忙しいケアマネージャーさんが立ち会って下さる事は珍しいケ-スでもありました。
また日々の事を面倒見て居られるご近所の奥様にも頭が下がりました。
そんな心配して下さる方が居るだけに、お母さま、決して気を落とさずに元気に頑張って欲しいです。
サスケちゃんもいつまでも見守っていてくれますから・・・・