ペットの暑くなる車内への置き去りは危険です
ストレスの定義は、心身の負担になる刺激や出来事・状況により個体内部に生じる緊張
状態をいいます。ストレスを生じるような外部からの刺激をストレッサ-と呼ぶが
しばしばストレッサ-も含めてストレスといわれる。ストレスへの反応は、典型的には
心理的、もしくは身体的な機能障害として現れる。
ストレスという言葉は、当初は動物にさまざまな物質を注射した時に生じた副腎肥大、
リンパ組織萎縮、胃・十二指腸潰傷という共通の生物学的な反応から発見されました。
注射された物質の影響ではなく、注射という物理的刺激による変化だったのです。
このような変化はストレッサ-の種類によらず共通して見られる反応でした。
現在一般臨床で使われる際には、物理的な要因よりむしろ心理的な要因を加味した使い方
が多いかもしれません。
ストレスというと有害なだけというイメ-ジがありますが、セリエ,H(生理学者)は
「ストレスなしでは人生は存在不可能である」と述べているように、正反対の二面をもって
います。つまり、有害であると同時に、より積極的に何かを生み出すような有用性も存在
しているということです。
良くお聞きするのは病院に、久し振りに行って注射治療をしてから一気に元気を
無くしてその夜に眠っていった・・・病院で治療を受ける時はこんなリスクも
ある事だけは飼主が理解しておくことが必要でしょう。これは治療方法に問題があったのでなく
ストレッサ-を受ける事にあったかもしれません。