命を預かるという事に責任をもって…アプリシエイション

今年3日から火葬をお引き受けして6日間で23件の葬儀となりました。そのうち

猫ちゃんは1件だけでワンちゃんの葬儀が圧倒しています。それは

ちょうど犬のブ-ムが12年前の戌年にブ-ムを起こさせたのでしょうか。

 

下記の犬の登録件数(厚労省HP)を見ると全国的にも長野県も毎年2000-3000頭

が減っています。間もなく10万頭を切ってくるのでしょう。これには飼える人間

の減少と介護を経験して二度目は無理と判断される方がいるのでしょう。

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戌年の戌は方角では西北、時刻では午後7時から9時を表すもので本来は犬とは

全く無関係な字です。

 

今年に入りテレビや新聞雑誌などで可愛らしい犬を登場させブームを起こさせようと

しているように捉えられます。2年-3年ほど前に猫ブ-ムと言われ新たに飼った人たちが

今その時飼い始めた猫との共存に色々問題が起きてきている事も耳にします。

犬も猫も必ず年を重ねていき高齢になっていきます。特に犬は後ろ足が立てなくなったり

目が衰え耳が聞こえなくなっていきます。当然尿や糞も体が効かなくなるが故決められた

場所でできなくなっていきます。先日そんな子を抱える家族が安楽死を選択したい等と

身勝手な話をききました。また老犬ホ-ムと称し仕事として引き受ける施設も全国的に

流行ってきています。飼い主自身が施設に入居する為に飼えないなど理由は様々ですが

飼い始める時にもっと真剣に考えることではなかったでしょうか。

でも仕事としてでなくそこには動物の命の尊厳を理解されている方々のボランティア活動があります。

しかしその子達も衰えたり病気になりで高額な治療費が発生します。

この戌年ブ-ムで飼い犬を迎える事も良い事ですが、その10年先15年先をちゃんと

責任持てるかどうか、飼う前に家族会議で決める事が必要です。

命を預かるのですから・・・