一つ上のお兄さんを送っている弟でした・・・アプリシエイション
いよいよ里にも雪が来る予報がでてきました。
午前中に火葬車2台の冬タイヤを積んで自動車会社に運びタイヤ交換をしました。
これでいつ雪が来ても大丈夫です。
西の空に日が沈むころ、その西の方からお連れいただきました。
北安曇郡白馬村北城の雄犬の「テツちゃん」9歳でした。車が到着すると男の子の
ランドセルが乗っています。学校へお迎えに行かれそのままお越しいただいたようです。
火葬炉に寝かされた子を花で飾ってあげています。そして突然に男の子の眼から涙が留ま
る事なく零れ落ちています。ちょうど産まれてからずっと兄弟として一緒に大きくなって
来ただけに辛かったのでしょう。
火葬が終わり待合室にお迎えに行くと妹さんと元気にしていたので良かった・・・
広げたご遺骨を目の前にした途端再び泪が零れ落ちてしまいました。そして堪えながら
骨箱に一つづつ上手に菜箸を使って納められている姿・・ご両親もそんな子供さんの
様子を見つめていらっしゃいました。最後に頭部を小さな手でそっと持たれて骨箱の
一番上に納めると・・・我慢していたのでしょう、お母さまに抱きつき悲嘆・・・
命との別れを経験された小学校3年生の男の子でした。
しっかりとテツちゃんを抱いて白馬へとお帰りになられました。(ネット検索)