オオカミから可愛いワンちゃん達に・・・アプリシエイション

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犬の起源には「オオカミ」説とともに「オオカミとは別の絶滅した野生種」などの

説もありました。

それが今から10数年前にDNA解析で犬と狼のDNAがほとんど一緒である事が

わかりました。

祖先は東アジアのチュウゴクオオカミで2万年~1万5千年前に人との生活が始まった。

人類は狩猟・採集の時代に犬は人からエサをもらうかわり、始めは野獣や敵の来襲を

知らせる番犬、そして狩りにも協力するようになったもの。

家畜化に要した時間は千年以内であり狼と別種になるには短すぎる

こうして誕生した犬は、人の移動に伴って世界に広がりヨーロッパオオカミなど各地の

オオカミと混血していった。アジアからヨーロッパそして米大陸の順で広がっていった。

犬はオオカミの「野生」が人の選択によって厳しく淘汰された反面、飼育で自然淘汰の圧力

は弱まり、自然の中では不利な形質が現れた。白やブチのような目立つ体色、垂れて耳の穴

を覆ってしまう耳、巻いて自由に動かない尾など形態異常の犬が人の好みや必要から繁殖

の機会が多くなって、こうした犬は現在400種もの品種になってきました。

今どんなに可愛いワンちゃんもオオカミのDNAが秘めている事を忘れてはなりませんね。