栂池の空高く・・・
雲が飛び立っていった軌跡のようでした・・
北安曇郡小谷村の旅館さんからお呼びいただきました。
若いセキセイインコの『コナミちゃん』3歳4カ月でした。
喪主様のお嬢様の手のひらに乗せられて来ました。
涙が手のひらに毀れ、青い羽がとじられて・・・
まだこれから言葉を話したり、楽しい時を過ごせる年令でした。
火葬炉に納められ、扉を閉じさせていただくに、担当者も涙が・・・
小さな御遺骨と頭部をピンセットで小さな骨壷に納めていただきました。
一つ一つ丁寧に拾うにも、お嬢様の声が震えて聞こえて来ました。
栂池の空高くコナミちゃん、飛び立ってゆきました。