春の予防接種も良く観察して

DSC_0046.JPG咲いた桜が風雨で心なしか元気がなくなっていました。

4月は比較的気圧の変化や気候が温暖のせいか犬が亡くなることが少ない時期と思っていると・・・・・・毎年少なくありません。

1年間の間隔で行う狂犬病ワクチン接種の副作用でアレルギー反応が出てしまい命に影響することが4月から6月に良くお聞きします。これは体内に入ってきた異物に対し、免疫機構が過剰に反応してしまい、生命に危険を及ぼしてしまうことです。早ければ接種後10~15分くらいで呼吸困難や嘔吐そしてけいれん、血圧低下などの症状がでます。接種してから30分位は病院の近くで観察されていたほうが無難だと思います。また接種が夕方だと病院の診療時間が終わってしまう事もありますから、余裕のある時間に接種にいったほうがと思います。一度副作用を起こした犬は、同じメーカーのワクチン接種はできませんので、病院から聞いておいたほうがいいかもしれません。
犬がワクチンを接種した後、元気がなくなり、食欲がなくなりすることがあります。体を触ると痛がることもありますので、一日経過しても体調不良が続き、注射した箇所から出血しているような時は、獣医さん相談された方が良いようです。

また狂犬病ワクチンは飼い主の義務として決められていますが、年齢や病状などを病院と相談されて接種をしない証明書を病院で書いていただき保健所に提出する事もできるようです。